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Channel: プログラミング | ぷりどうぐ
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OpenSocial Host勉強会に行ってきたよーvv

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26日(金)は第1回「[OpenSocial Host勉強会](http://atnd.org/events/819)」でした。
JavaScript初心者の俺ですが、OpenSocialに興味があったので参加してみました。…どのくらい初心者かというと**勉強会に参加決めてから初めてJSの参考書を買ったくらい**です。まぁ締切効果を利用してJS勉強できたので良かったっちゃあ良かった(ぉ
※参考:[OpenSocialというかmixiアプリは実は簡単に作れそうな話。](http://prius.cc/d/20090515_mixiapp.html “OpenSocialというかmixiアプリは実は簡単に作れそうな話。”)
ちなみにOpenSocialというのは今ベータテスト期間中の[mixiアプリ](http://developer.mixi.co.jp/appli)で採用されている技術で、これを学べば自分でmixiアプリを作って友達に使ってもらったり、PV増やして収益上げたりできるかもしれない。まだ知名度は低いけど、将来的にiモードみたいに一般的なものになる…かも?といった段階です。
### OpenSocial Hostとは?
今回はOpenSocial Host(以下OSH)の勉強会でした。OSHは[株式会社ハートレイルズ](http://www.heartrails.com/)さんが提供しているOpenSocailのアプリ開発を支援するサービス。
OpenSocialを作るためにはプログラムファイルを置くサーバが必要。けどレンタルサーバは有料だったりするので**OSHがファイル置き場を無料で提供します**、というのがまず1点(※)。とはいえ、普通のエンジニアはサーバの1つや2つ持ってるのでこれだけではメリットにならない。ポイントは外部サーバのDBに簡単に書き込みできるAPIを提供している事だと思う。
※ 無料プランで1アプリにつき100ファイル、1ファイル10MB、合計500MBまで。
### OpenSocialアプリと外部サーバの関係
仮にOpenSocialアプリ(mixiアプリ)で外部サーバにデータを保存しない場合でも、「永続化データ」という手法を使ってOpenSocial側(mixiのサーバ)にデータを保存することができます。ただこれが
1. データ保存個数が限られる。gooホームの場合、1アプリに付き10個までしか保存できない。
2. 同じアプリを入れてる人同士だと、お互いのデータが丸見え。
3. 永続化データはユーザー毎に独立した領域に保存される。
とめちゃくちゃキツい制約あり。
例えば閲覧者の住んでいる場所を取得して明日の天気を返すだけのアプリならいいけど、日記アプリを作ろうとすると、
1. 11個以上日記が書けない。
2. 秘密の日記が書けない
3. コメントの実装が大変でシステムリソースを食う。
となる。3については「永続化データはユーザー毎に独立した領域に保存される」制約が作用していて、例えばAさんの日記にBさんがコメントをつけたとしても、そのコメントはAさんのデータ領域に保存されない。つまり**Aさんの日記にコメントがついているかどうか調べるために、Aさんのマイミク(で日記アプリ使ってる人)を全員調べないといけない。**日記一覧を表示してコメント数を表示するだけでも、大変なりソースを消費してしまうわけで。
んじゃ外部サーバにデータ保存するしかないよね、って話になるけど、OpenSocailアプリからのデータを受信するプログラムを別途書いたりしないといけないのでJS以外の知識も必要になる。
### そこでOpenSocial Host
OSHならJavaScript API(※)でOSHのサーバにデータを書き込めてしまう。しかもデータに細かい権限設定ができるので秘密の日記なども作成可能。加えてアクセス解析機能も充実していて、例えばユーザーID単位でPV/UU集計できるので**「あいつにアプリ紹介してやったのに全然見てねーわ」**とかも分かっちゃう><
※ API使用回数:5,000,000回/月まで無料
OSHを使ったデモとして[円グラフ日記](http://platform001.mixi.jp/view_appli.pl?id=3045)を見せてもらいました。簡単そうに見えますが、最新の円グラフは永続化データで保存してHOMEビューに表示、円グラフについたコメントはOSHに保存という作りで開発には1週間かかったみたい。ただデータ保存部分をOSHで代用しなければもっと長くかかったんじゃないかな?と思います。
あと(なんでもそうですが)1個作れば使いまわして類似アプリを作れるので苦労するのは最初だけ!早いとこ自分の”フォーム”を確立しないとなーと思いました。
### OpenSocial Hostで何か作ってみよう!
残り時間でOSHを使ったmixiアプリを作ってみよう!ということで、参加者みんなでOSHに登録した後、[id:willnet](http://d.hatena.ne.jp/willnet/)さんの用意した[雛形](http://d.hatena.ne.jp/willnet/20090626)を使ってmixiアプリ登録→ちょこっと改造という流れ。
…だが「ボタンを押したらTodoリストを消す」という最初の課題もできない。いーよいーよ、どうせJS始めたててでDOMとかも分かってねーし(その割には各Todoにidを付与するとこまではできた)とふて腐れてたんだが、1時間経って課題を作れた参加者は2名だけでしたとさ。うーん。ここらへんは次のエントリあたりで補足予定→[補足した。](http://prius.cc/d/20090627_opensocial.html)
### OpenSocial Host 今後の予定
* mixiモバイル対応:7月末~8月頭目標。PCもモバイルも”なるべく”同じソースを使えるように検討中。
* データベース/ログのインポート/エクスポート機能
* JavaScriptAPIの拡充
** 複数コンテナ(mixi⇔goo⇔orkut)/アプリケーション間の連携支援API
** 写真や動画などのマルチメディアファイルの投稿/取得API
* アプリの雛形となるソースの提供


### 感想いろいろ
#### まずはOSHの感想から。
正直外部サーバにデータ保存するところまでmixiアプリ作れてなかったのでOSHに興味なかったけど、永続化データの制約知った+登録簡単ですぐに使い始められるOSHはなかなかいいなぁと思いました。
あとは雛形のソースコードを充実させてほしいかな。。。例えば、普通の人がmixiアプリ作って外部サーバにデータ保存しようとした場合、まず[mixi Developer Center](http://developer.mixi.co.jp/appli/pc/lets_enjoy_making_mixiapp/require_servers “mixi Developer Center (ミクシィ デベロッパーセンター) ≫ 外部サーバを呼び出してみよう”)見たり、実際にソース公開してる人探したりすると思います。
参考:[mixiアプリからの署名付きリクエストの受け側を作る – プログラマー、再起動中](http://d.hatena.ne.jp/naoto5959/20090526/1243348685)
んで、そのやり方で作れちゃうとOSHイラネってなってしまうので、OSHを使ったmixiアプリのソースを解説付きで公開してくれるとありがたいです。**まぁ僕が参考にしたいだけなんですけどね!**
その他。
* アクセス解析はいいなぁと思いました。自分で実装するの面倒だしこれに慣れるとOSHから離れられないとかありそう。有料プランなら時間も取れるとか機能強化もできるし。
* GoogleAppEngineでmixiアプリできるよーvvという記事がいくつか上がってるので、圧倒的なブランド力に押されてtwitterに対するもごもご/wassr的な位置づけにならないか心配です。
#### OpenSocial周りのWebの盛り上がりについて。
これは[次のエントリ](http://prius.cc/d/20090627_opensocial.html)で。
#### 初めての勉強会感想
オフ会の延長線って感じかな。違うのは、仲良くするのが目的じゃなく勉強/情報交換がメインなこと。例えば
* 出欠確認なし
* 参加者同士の自己紹介はなし
* 名札なし
* 名刺交換なし
って感じ。昨日だけでは判断できないけど、技術で会話するエンジニアにとってはオフ会よりやりやすい…かもしれません。けど正直1人参加は勇気がいるね。オフ会と違って普段からネットで仲良くしてる人って訳じゃないし、行ったら行ったで内輪気味な会かもしれない(昨日は違ったけど)。例えば参加者のブログ読んどいて「あの記事面白かったですね!」からきっかけ作ればいいけど、なかなかタイミングがないし(そもそもお互いの名前知らない)。
やっぱり懇親会なのかな?技術レベルが違いすぎる+Web系の人ばっかりっぽかった(私服多かった)ので参加しなかったけど、そういう所で仲良くなれれば次へのきっかけになるかもしれない…と**帰ってから思った。**例えばmixiアプリ作ってる人とブログやtwitterで交流する→勉強会で初顔合わせなら盛り上がったかもしれないなー。
課題出来なかった事も含めてやや不完全燃焼でしたが、mixiアプリと合わせてOSHの情報も追っかけていきたいと思います。


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